人間が生きていくために欠かせない活性酸素の働きとは

私たちの老化現象を早めたり、エネルギー代謝を悪くして間接的に太る原因ともなる活性酸素、悪いことばかり書かれていますが、なぜこんな活性酸素が人間の体内に存在するのでしょうか。

 

実は人間に限らず生物が生きていくために欠かせない機能も同時に果たしています。外部から侵入したウイルスや細菌を殺すための機能を免疫を呼びますが、このときに頑張っている白血球やマクロファージが強敵を攻撃する道具として活性酸素をつかっています。

 

また、免疫というのはいろいろなタンパク質が関わって機能しているのですが、細胞内分子機構という難しい研究によると、活性酸素が存在することで免疫機能が活性化することも分かっています。

 

よって、活性酸素は私たちを外敵から守ってくれる重要な役割を果たしていることがわかります。ただし、敵を攻撃する道具が味方にとっても脅威となってしまうのです。

正常な細胞やタンパク質も破壊していく活性酸素の脅威

化学の用語をお借りすると、活性酸素は非常に反応性の高い分子です。反応性が高いというのは、近くにいるものに対して猛烈な勢いで攻撃(結合)していくことです。これが細菌やウイルスのみに限定されればいいのですが、それらがいない時は正常な細胞やタンパク質に対して牙を向けるのです。

 

生体内では絶妙なバランスのもとで生命が保たれているので、そこに活性酸素がいるから危険と単純に言うことはできませんが、その数が増えることによって危険性が増すことは確かです。ですので、美肌と健康のためには、何らかの刺激によって不必要な活性酸素をつくらないように気をつけることが大切になります。

どうやって活性酸素が作られるのか

生きていくために必要な呼吸、24時間酸素を取り込んでいるわけですが、そのうちの約2%が活性酸素になるとされています。おそらく、この2%までも気にする必要はないというか、気にするだけ無駄に終わるでしょう。

 

だって、私たちが生きるための呼吸から生まれているのですから。それよりも、その他の要因で余分な活性酸素をたくさん作ってしまうことに注意を払わないといけません。以下の要因は心がけで減らすことができるものばかりです。

 

喫煙

たばこにはからだに悪いものがたくさん含まれていて、200種類くらいの有害物質があるようです。喫煙すると(副流煙も駄目!)有害物質を取り除くために白血球が大量の活性酸素を放出します。

 

タバコに含まれる有害物質に毒され、さらには活性酸素にも傷つけられていく悪循環ですね。

 

太陽の紫外線

紫外線そのものも悪いですし、多くの量を浴びると活性酸素が発生することも分かっています。お肌の天敵である紫外線によって、コラーゲンやエラスチンなどの美肌成分がこわされていくとともに、活性酸素によっても破壊されていくのです。

 

会社の上司から理不尽な罵声を浴びせられる、相性の悪い大口のお客のもとへ何度も足を運ばないと行けない・・・こんな日々を過ごしているとストレスがたまって体調不良になっていきますが、その要因の一つが活性酸素です。

 

精神的ストレスを受けると活性酸素が発生することが分かっています。ストレスフリーな人が健康なのは、活性酸素が少ないことも関係していそうですね。

 

過度なスポーツ

限界を超えるようなスポーツをしたとき、本当に苦しいですしめちゃくちゃ大量の空気を吸い込みますよね。それと同時にいつも以上に酸素を取り込んでいるわけですが、先に紹介した2%の原理にあてはめると活性酸素の量も増えることになります。

 

また、無理をし過ぎると体内の働きも微妙に狂ってきますので、これも影響して活性酸素量の制御ができなくて増加するのかもしれません。

 

大気汚染

工場の煙やガソリン車の排ガスにも活性酸素が含まれていますし、その中に含まれる大気汚染物質を処理するために新たに活性酸素が生じてしまいます。後述しますが、大気汚染物質に含まれる窒素酸化物なども広義の活性酸素に含まれ、これらも反応性が非常に高くて近くにいるものにどんどん進撃していきます。

 

呼吸により生じる活性酸素は防ぎようが無いですし、私たちの体が作り出すということは進化の過程で意味ある機能のみが残っているわけで、それらをどうこうするなど人間の力を超越しています(言い過ぎかな?!)。ですので、人間の私利私欲で生み出した外的要因を徹底的に排除することが、活性酸素による被害を減らす近道ですね。

 

紫外線だって太陽の仕業だからどうしようもないと思ったかた、オゾン層を破壊したのは誰ですか?さらには、オゾン層をはかいするきっかけになったのは経済発展であり、それは人間の進化(悪く言えば欲)から生まれたものです。

活性酸素の正体

「すべての反応は電子の受け渡しにある」と言われてもチンプンカンプンです。なるべく化学の世界な抜きにしましょう。とはいっても、やはり活性酸素をある程度知り水素水の優れた効果を理解するためには化学構造をしっておくと腹に落ちてきますので、最低限の説明をしていきます。

 

外から入ってくる活性酸素を考えるとごちゃこちゃしてしまいますので、水素水の説明でもピックアップされる、体内で生み出される4つの活性酸素と毒性についてご紹介します。

  • ヒドロキシルラジカル HO・
  • スーパーオキシドアニオンラジカル O2・-
  • 過酸化水素 HOOH
  • 一重項酸素 1O2