脳内で抗酸化、アルツハイマー病を防ぐ水素の働き

アルツハイマー病に深く関わるアミロイドβタンパク質、脳内で不溶性の繊維となって蓄積することで脳機能に傷害をもたらすとされています。また脳細胞質内に存在する脂質が異常に酸化されて生じるリポフスチン(不溶性色素)が増えることでアミロイド繊維も増えていくことが分かっています。

 

脂質とは非常に酸化されやすい物質で、活性酸素の存在下でどんどん酸化されてしまいます。細菌の研究ではアミロイドβタンパクの存在下で活性酸素の量が増えることがわかっており、リポフスチンを増加させる大きな要因と考えられます。

 

そこで、脳内に還元物質(抗酸化物質)を送り込むことでタンパクや脂質が必要以上に酸化されることがなくなり、アルツハイマー病や痴呆症を予防できることが分かりました。ただし、私たちにとってもっとも重要な体のパーツである脳ですから、ここへ入るためには厳しいチェックをうけることになります。それが血液脳関門(BBB)の役割です。

 

BBBとはBlood Brain Barrierの頭文字を摂った略称で、血液と脳の組織液との間の物質交換を制限する機構です。脳に有害とされるものはここでしっかりせき止められます。美容に必要なビタミンCは抗酸化物質として食品に添加して賞味期限を保つ働きをします。しかし、ビタミンの分子量は176.12 g/molで水素の2 g/ molと比べても大きな分子であり、BBBを通過できないことが分かっています。

 

ビタミンC以外にもE、イソフラボンなども還元作用のある美容分子ですが、いずれも分子量が大きいためにBBBを通り抜けることができません。したがって、脳内で生じた活性酸素などの酸化物質を除去できる物質を外部から取り入れるには、分子量の小さなものが必要とされます。

 

そこで注目されたのがH2(分子量2)の水素です。これを何とか水に溶け込ませた水素水を飲むだけで、脳内に活性酸素を除去する水素を送り届けることができるのです。しかも、有害なヒドロキシラジカルと選択的に反応することがわかっていますし、不要なものは体外へ抜けていくのでまったくの無害であり最高の抗酸化物質といって良いでしょう。

 

BBBを通過できる水素が脳内に到達すると、ヒドロキシラジカルへ選択的に反応してH2O(水)に変えてくれます。シンプルな化学反応ですし水素自体はありふれた気体ではありますが、脳内還元作用によるアルツハイマー病予防に効果的であることを考えると、新薬研究も重要ですが、自然界に存在する物質に着目し、私たち人間の体内における機能を活性化さえたりスムーズにすることも重要な医学研究の一つなのかなと考えています。

脳の門番・血液脳関門(BBB)を通過できる水素でアルツハイマー病予防記事一覧

アルツハイマー病の直接的な原因となる不溶性タンパク質のアミロイドβタンパク質の存在下で活性酸素の存在量も高いことから、活性酸素自体がタンパク質の線維化を促進していることも考えられますし、酵素の働きを阻害して、アミロイドβタンパク質の排除を遅らせていることも考えられます。また、脳内の脂質が異常に酸化されることで不溶性色素に変貌し、こちらも脳細胞の機能を著しくて低下させてアルツハイマー病の原因になるこ...