水素水の品質を決定づける水素含有量とは

水の中に水素がどれくらい含まれているか示す数値です。水素水濃度や溶存水素量などと異なる言い方もあります。

 

水に対して一番多く溶けた量を飽和濃度と言い、水素の場合1.6ppmになります。各メーカーがどれだけ多く水素を見ずに溶かし、そして水中から勝手に逃げていくのを防ぐのか研究が進められてきました。

 

水素には極性がないため、後述する二酸化炭素よりも水中に溶け込みにくい気体分子です。それは科学の力で溶け込ませて水素水なる商品を完成させるわけですから、水素水の品質は水素含有量が左右するといってもいいくらいです。

 

水素含有量には水素水の作り方が大きく影響していますし、商品にしたときに保存する容器が深く関係してきます。ペットボトルなんかを用いたら、気がついたら水素を含まない単なるミネラルウォーターになっています。

 

酵素ドリンクなどと違い、水素水の売りは水素のみになりますから、いかにして飽和濃度の近づけるか、そしてどらくらい水素が逃げにくい状態になっているかに各メーカーは注力しているのです。

 

さて、水素含有量をもっと身近に感じるため、二酸化炭素と溶け安さを比較してみます。炭酸飲料をイメージしていただくと分かりやすいです。

水素と二酸化炭素、どちらが水へ溶けやすいか?

異なる気体が水にどれくらい溶けるかを比較するとき、水の極性と反応性をチェックします。まず極性についてですが、水素(H2)も二酸化炭素(CO2)も無極性分子と呼ばれプラス・マイナスなど電荷の偏りがありません。電荷の偏りを生じることによって、極性のある水(H2O)が近寄ってきてくれて包み込むような状態になり、水に溶けていると言います。

 

続いて反応性を比べてみます。身近な炭酸水のとおり、二酸化炭素はある程度水に溶かすことができます。一方、水素は特殊な技術をつかったり生成方法を工夫しないと水に溶かすことができません。繰り返しになりますが、水素水の良し悪しは水素をいかにして溶かすかが鍵をにぎることになるのです。

 

炭酸水を想像していただくと分かりやすいのですが、ペットボトルのキャップをあけた途端にプシュッと気体がぬけて水のなかからシュワワと泡がぬけていきます。あれは、ぎゅっと圧力をかけて溶かしこんでいた二酸化炭素の一定量が大気中へ逃げていることを示しています。

 

水素はもっと逃げやすいですので、溶かした上に水中に水素をとどめておく技術が必要とされるのです。

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