本来の効果・効能がアップしたような印象を受ける「活性」について

化学者からすると非常に違和感を覚えるとされる活性の使い方、健康食品業界においては形容詞のごとく商品名の頭文字につかわれているのを散見します。当サイトでご紹介している水素水も同様で、活性水素水なるものが販売されていていろいろと論議されているようです。

 

>> 活性水素水と水素水の違い

 

初めて商品選びをするときには、活性が付いているものとそうでないもののどちらを購入しようか迷うと思いますので、お時間あるときに上のリンク先記事を参考にされてください。

 

さて、化学の世界で使われる活性とは、原子や分子の反応性が高い状態にあることを意味します。では反応性が高いとはなに?となるのですが、エネルギーレベルが不安定な状態で、何かと反応して安定した状態になりたがっていることと言えます。

 

私は子どもではないですが、「なになに?」をもう一回繰り返してみます。エネルギーレベルが不安定な状態とはなにかと言うと、その原子や分子の電子状態を調べなければいけません。ちょっともうわけわかんない領域に入っていきそうですが、研究者の皆さんにとってはこれらは基礎中の基礎らしいです・・・。

 

電子を共有することで結合が生まれ、電子が一つ不足したり多くなったりすると早くそれをなくそうとして何らかの物質と反応しようと試みます。つまり、元々の活性とは化学用語であり電子状態が不安定であるに伴い反応性が高い状態と言えます。

 

これを踏まえて健康食品に形容詞として用いられている「活性」について見てみましょう。薬事法に反するほどではないようですが、商品のPRとなる効果効能が期待できるものを強調するために使われているようです。

 

例えば単なる水素水というよりも活性水素水と宣伝されていたら、化学と無縁な私たちからしたらなんとなく“さらに効きそう”と勝手に印象付けられます。効くというのは水素水であればアンチエイジングやダイエットになりますね。活性は化学に照らしあわせてつわないといけないと法律的に定められていないようなので、いまのところ商品の頭文字につけていても問題にならないようです。

 

健康食品はイメージが大切です。第一印象い魅力を感じないと、まず買われることはないでしょう。よって、企業の販売戦略部などではキャッチコピーを考えまくるスペシャリストがいるようです。

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